INGOR
SiGN-BN との違い

入力ファイルについて

  • 標準の入力ファイル形式は EDF を拡張した GDF 形式によるファイルです。
  • GDF は EDF の拡張になっているので、EDF は GDF のサブセットになります。EDF は加工なしで読み込めますが、メタデータなどの仕様が一部異なっています。入力形式オプション -I edf を指定すると、EDF と同等になります。
  • GDF ではプライマリ (primary) ID とセカンダリ (secondary) ID の意味が入れ替わっています。連続するデータを表現する ID(時刻など)はセカンダリー ID になりました。
  • ただしプライマリ ID の属性名は初期値で "name"、セカンダリ ID は "time" になっていますので、この定義を変更する場合以外に、どちらがプライマリでどちらがセカンダリかをユーザはあまり意識する必要はありません。
  • -I edf 指定で、プライマリー ID とセカンダリー ID の意味も入れ替わります。その際、$PrimaryKeyGroupID 及び $SecondaryKeyGroupID メタデータキーの意味も入れ替わります。すなわち、例えば $PrimaryKeyGroupID 指定で変更されるのはセカンダリー ID の属性名となります。

その他

  • ファイル形式は拡張子から自動認識できます。ブートストラップなど、数字が末尾に付加するされる場合などは、自動認識できないので注意ください。
  • ネットワークファイル変換ツール SiGN-Proc 的なプログラムはメインプログラムに統合されました。入力データなしで実行すると、空ネットワークが作られ、フィルターオプションに渡されます。以下は、SGN3 形式のネットワークファイル input.sgn3 を TXT 形式に変換する例です。
    $ ingor.X.Y --read file=input.sgn3 -o output.txt

オプションの違い

SiGN-BNINGORmeaning
-O
-t
--output-type
Output file type
-OOutput key-value arguments

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